機械設計と言ってもその仕事は様々。機械設計の仕事内容とは

去年から新しい派遣先で業務をはじめてはみたものの、今まで私が携わってきた仕事とは仕事内容が違いすぎ、戸惑う毎日を送っています。

ここでふと思いました。「機械設計と言っても、その仕事内容は1つじゃない。ここで自分のスキルの棚卸を兼ねて整理してみようか。」と。
メーカー正社員にせよ派遣にせよ機械設計のエンジニアとして勤めている方はわかると思いますが、機械設計と言ってもその仕事内容は様々で、どこの会社に行ってもどこの部署に行っても全部同じと言うわけではありません。

そこで機械設計の仕事内容について、ネットで調べたこと、私が機械設計のエンジニアとして見て経験してきたことをまとめたいと思います。




機械設計の仕事内容



機械設計と言うと、実際に機械設計のエンジニアをしていない方だと設計開発のイメージを持たれると思います。(実際に私の妻もそう思っていたようで、今回の新しい派遣先の仕事内容を聞いて、そんな仕事があるのかと驚いていました。)
機械設計には仕事の流れがあり、簡単に言うと下のような流れになります。
アイデア出し

お客さんの要求に合わせ概要の設計

モノの製造に向け、より詳細な設計

製造ラインの設計と製造

お客さんへの売却とその後のアフターケア

これを機械設計らしい言葉で表現すると下のようになります。
概念設計

基本設計

詳細設計

生産設計

アフターサービス
(お客様への売却は正確には営業部隊です。機械設計のエンジニアは売却後のアフターサービスを担当します)

基本的には各業務につき1つの部署や課がわりふられ、1つの場所で全てもしくは複数の業務を担当することは、私の経験上少ないと思います。
ただ規模の小さい会社やプロジェクトだと複数の業務を担当することもあると聞いたことがあります。

次に各仕事内容について簡単に説明します。


概念設計


大まかな製品仕様をここで決めます。多くの方々がイメージする設計開発はおそらくここの分類されるのではないでしょうか。
お客様に製品を売るためにどのような製品を製造するべきかをまずは計画し、形にしていきます。ここでは市場のニーズや自社の技術などをベースに検討を進めます。


基本設計


実際に開発した製品をお客様に売ろうとしても、お客様のニーズも様々です。そのため開発した製品をさらにそのニーズに合わせ設計変更していく必要があります。その仕事を担当するのが基本設計です。
ここでは製造した現物がないこともあり、よくCAEを使ったシミュレーションが行われています。お客様のニーズや自社技術、シミュレーションやその他計算を駆使し、お客様に満足いただく製品の設計を行います。


詳細設計


基本設計でお客様のニーズにあった設計ができた後は、製造に向けた図面や資料の準備が必要になります。基本設計では主に仕様と言った数値だけの世界の話でした。しかし、実際にモノを製造する段階になると、形状や他機器との据え付け、各箇所の詳細な強度計算など検討すべきことが更に多くなります。
その仕事を担当するのが詳細設計です。概念設計や基本設計は検討すべき内容がどちらかと広く浅くというイメージで、詳細設計は狭く深くというイメージです。
そのため、概念設計や基本設計は製品をまたいで担当しますが、詳細設計は1個だけ担当となることが多いと思います。

[補足]
わかりにくいので例を一つ。例えば車の機械設計において、A車、B車、C車の3シリーズがあるとします。
概念設計や基本設計はAからC全てを担当しますが、詳細設計はA車だけ、B車だけと1つだけ担当する、といった形です。
(おそらく車の機械設計はもっと細分化されていると思います。今回はあくまで機械設計の仕事内容を説明するためだけの例として受け取ってください。)


生産設計


ここでは詳細設計で設計した図面にもとづき、モノを製造します。当然生産するための設備についても設計は必要となります。
中には生産設備を作らず、人力だけで加工や組み立てを行う製品もありますので、その場合は生産設計はありません。


アフターサービス


お客様への引き渡しまでは詳細設計で担当しますが、その後のアフターサービスはまた違う部署が担当することになります。納入後に製品に故障があった時やその後のメンテナンスなど、その作業に必要な図面や図書、部品の手配などを担当します。


その他にもある機械設計の仕事



上記でご紹介した他にも機械設計として企業に勤めると、他にもこんな仕事の担当になることもあるので、私の知る範囲でご紹介します。


製造や工事現場スタッフ


これは実際に作業をする方を指すのではなく、作業する方々を管理及び指示する立場の方々を指します。現場の作業員と私たち設計部隊の間に立ち、現場の工程管理やトラブル対応を担当します。


検査スタッフ


製造された部品やメーカーから納入された部品などが問題なく仕上がっているか検査する仕事です。


機械設計と一言で言っても仕事内容はさまざま



今回はインターネットで調べた内容をベースに私の経験と知識を使いまとめました。
そのためもしかすると今回ご紹介した仕事以外にもあるかもしれません。機械設計に携わっていない方からするとイメージがわかないかもしれませんが、機械設計と一言で表せてもその仕事内容はとても多岐にわたるのです。
私は新卒で機械設計として働きはじめ、この約10年間で詳細設計、基本設計、生産設計の仕事をしてきました。その中で分かったことは、同じ機械設計でも各仕事で着目点が違う、検討する内容が違うことです。
おそらく各仕事において、人の向き不向きがあると思います。そのため、今後機械設計の仕事に就きたい方、または機械設計の仕事をしていて転職を考えている方に今回の記事をご参考にしていただければ幸いです。


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