最近の記事

2017年05月31日

映画「ちょっと今から仕事やめてくる」を見てきた感想(極力ネタバレなし)

先日、久しぶりに妻と映画を見てきました。
「ちょっと今から仕事やめてくる」。
何気なくテレビを見ている時にCMをしていて興味を持っていました。主に、どんな風にブラックな会社が書かれているか、について(^ ^)
妻も見たいと言っていたので、二人で見てきました。

映画館に入ってビックリしました。人の少なさに。。。(^ ^;)
ま〜、タイトル的にも色物っぽいし、普通はあまり興味を惹かれないのかな〜なんて思いました。
同じ時間帯に上映していたピーチガールは満員だったのに、「ちょっと今から仕事やめてくる」はガラッガラ。ちゃんと数えたわけではないのでわからないですけど、10〜20人ぐらいじゃないか?ってぐらいでした。

世間はこんなブラックな会社について書かれた映画より、胸がキュンキュンする恋愛映画の方が興味あるんですね〜。もうおっさんになってしまった私には理解できないです。。。


さて、そんな感じで始まった「ちょっと今から仕事やめてくる」。
主役の2人に興味ないし、どうせ小説を映画化したものだから話飛びっ跳びで雑なストーリーなんだろうし、で、正直そこまでは期待はしてませんでした。
ブラックな会社の書かれ方見て、「あ〜!わかるわかる!面白く書かれてるな〜、これ!」ぐらいの、ギャグ映画を見るぐらいのテンションで見るつもりでした。

で、見た後の感想ですが。。。


これ、普通にいい映画だな。。。。!!?


良い意味で期待を裏切られました!


と、言うことで映画「ちょっと今から仕事やめてくる」の感想を書きたいと思います!
極力ネタバレはなしで、私の感想についてのみ書くつもりですが、もしかしたら一部ネタバレ書く可能性もありますので、できれば映画見てから読んだ頂いた方がいいと思います。
(本記事では私個人の感想を書きます。映画を見た方によっては色々と感想は違うと思いますが、批判的なコメントは控えて頂けると助かります。)


≪「ちょっと今から仕事やめてくる」を見た感想≫

〈「ちょっと今から仕事やめてくる」映画全体のストーリー〉
全般的な映画としての感想は、いい感じに話がまとまっていたな〜と思います。
最近、小説やらマンガやらをよく映画化していますが、だいたい何回かに分けて上映するか、ストーリーはしょりすぎて雑な展開になってるかが多いと、個人的感想として持っています。

だけどこの映画は良い感じにまとまっていました。
小説を見ている方からしたら物足りない展開もあるのかもしれませんが、私みたいな小説を見ていなく、映画から見た人なら十分面白いと思います!
ストーリーがいきなりスピードアップして飛び飛びになることもなく、中だるみすることもなく。。。
全編、気持ちよく見ることができた映画でした。

映画の内容としても、大変よかったと思います。

ブラックな会社で働くと言うこと。そこで限界まで追い詰められていく新人や中堅の会社員のこと。限界まで追い詰められた結果、自殺と言う選択肢を選んでしまった人の家族のこと。

今の日本の会社で生きる人たちには大変共感できる部分が多い映画だと思います。

正直、多くの会社員に見てもらいたい映画です。
私も実際、最近色々と自分のことで思うところがあったので、余計に映画に共感してしまったのかもしれないです。。。(^ ^;)


〈「ちょっと今から仕事やめてくる」映画出演者〉

私は「ちょっと今から仕事やめてくる」映画出演者の2人、福士蒼汰さんと工藤阿須加さんについて何も思い入れはありません。しいて言うなら、福士蒼汰さんの方は何回かテレビで見たことあるけど、あまり演技がわからない自分から見ても下手だな〜と思うぐらいでした。

けれど、この映画では良かったと思いますよ。福士蒼汰さんは全編関西弁だったんですけど、今関西圏に住んでいる自分から見てもそこまで違和感はありませんでした。
(と、言っても自分も関西弁を使いこなせているわけではないのですが。。。)

多少言い慣れてないのかな?ぐらいですが、あんな喋り方の人は普通にいると思います。

工藤阿須加さんも、ブラックな環境で働く新人会社員役をしっかりとされていました。
私も昔のことを思い出しながら、「あ〜。わかるな〜。そうなるよな〜。」なんて思ってました。
共感しながら見れたってことは、それだけお上手だったと言うことなんだと思います(^ ^)

後、吉田剛太郎さん!工藤阿須加さんの会社の上司役で出てたんですが、すごい迫力でした!
まさにブラックな会社で働く、ブラックな上司!!映画で見ているだけの自分までもビビッてしまいました。。。(^ ^;)
追い込みっぷりが半端なかったです!

あまり吉田剛太郎さんの役柄への話は映画の中で書かれていませんでしたが、ただ上司としての会社の立場上色々と辛いことがあったのかな〜、なんて思いました。
私はまだそこまで偉くなっていないのでわからないですが。。。

次に黒木華さん!正直、途中いきなりキャラクターが変わりすぎて付いていけない所がありましたが、限界まで追い詰められている人間なんてこんなものだな、と思いました。
生きるので精いっぱい、上から下から、いろんなプレッシャーで限界まで追い詰められると、人間情緒は乱れるものです。
そんな会社員役をしっかり演じられてました!

最期に小池栄子さん。映画の最後の方に出てこられたんですが、いい方ですね〜。
なんか声にジーンと来ました。
色々と映画最後に福士蒼汰さん演じるヤマモトについて説明してくれるのですが、ヤマモトへの思いみたいなのが伝わってきちゃいました。。。


≪「ちょっと今から仕事やめてくる」映画を見て≫

ここからは映画の感想と言うよりは、映画を見て自分の経験と照らし合わせながら、登場人物に対して思うこと、現実の会社に対して思うことを書きます。

<若い新人の会社員、青山隆について>
工藤阿須加さん演じるブラックな会社で働く会社員、青山隆。
見ていたら、色々と前の会社で働いていた時のことを思い出しました。。。
ま〜、映画の会社ほどひどくはなかったですが。。。(^ ^;)

新人会社員がブラックな会社で働いたらこうなるよな〜、なんて思ってました。

初めて働いた会社だから、忙しいのも「これが普通か」と思い、言われるがまま頑張る。
毎朝8時から夜の終電まで毎日。。。毎日仕事ばかりだから、プライベートなんか何かする気にもならず、休日も家でぼ〜。
気づいたら仕事だけの生活になるんですよね。

頑張って、頑張って、頑張って。ひたすら頑張って働いて、最終的に限界を迎えてしまうんですよ。

映画の青山隆もそんな感じでした。

そのきっかけが仕事の失敗と、私と同じだったので、なんか他人事じゃなかったですね。。。

限界迎えてしまうと人間ってもろいんですよね。
特に仕事の失敗って、メンタルにかなりこたえます。

それこそ一種のトラウマになって、「もう二度と失敗できない!」って思うんですけど、なかなか上手くいかなくて。。。
また上司って、一度失敗し始めると、それからよく怒るようになるんですよね〜。

頑張ってひたむきに働いてちゃんと仕事していれば褒めてくれますけど、失敗してぐずぐずになってミスが増えるとひたすら怒られます。

そんなことを映画見ている間に思い出してました(^ ^;)

映画では仕事の失敗による上司の追い込みで限界を迎えた青山隆が自殺を選択し、屋上に行き。。。と、言う展開でした。
(そこから先はネタバレになるので、書くの控えます。。。)

私は自殺まではいきませんでしたが、そんなことを考える心理は分からなくはないです。
多分、新人会社員の人は分かる人少なくはないんじゃないでしょうか?

青山隆が何を考え、どんな結論を出したのか。。。

仕事で悩んでいる新人会社員の方には是非とも見て頂きたいなと思います。


<中堅会社員、五十嵐美紀について>
黒木華さん演じるのが、仕事のできる青山隆の先輩会社員、五十嵐美紀です。

私がちょうど今同じような立場なので、なんか共感しちゃいました。

仕事ができるばかりに上司から更なる成果を求められるプレッシャー、新人会社員が成長してきて自分が追い抜かれるんじゃないかと言う下からのプレッシャー、そんな上司にも下にも皆にいい人間を演じなければ、いい成果を出さないといけないと言う自分自身のプレッシャー。

中堅になると色んなプレッシャーに押しつぶされそうになります。
そりゃ〜、いつかは限界きますよね(- -;)

今の現状を維持するのに、成果を出すのに、自分自身は必至なのに、周りの人間って勝手なもので、それが当然って思うんですよ。
お前なら楽勝でしょ、むしろもっとできるよね?それぐらい当然できるでしょ。みたいな。。。

今、自分がそういう状況です。。。(;_;)

今まで独りそのことで悶々としていましたが、この映画を見て「同じようなことで悩んでいる人は他にもいるんだな〜」なんてことを思っていました。
ま、当然の話なんですけどね。そりゃ〜、皆さん同じような悩み持ちますよね(^ ^;)

そんな当たり前のことに映画を見ている間気づいて、少し気持ちが軽くなりました。


≪最後に≫
色々と書いてきましたが、要は何が言いたいかと言うと、「「ちょっと今から仕事やめてくる」って映画、良い映画だから是非皆さん見に行った方がいいですよ!!」ってことです。
(決して映画関係者の回し者ではなく、個人的感想としていい映画だったと言うことです!)

今までのこと、最近のこと、世間のことに対し、色々と思うことが多かったのですが、この映画を見て少し気分が晴れました。
別に何か解決するわけではないですが。
ま〜、たまにはこう言うことも必要なんですよね。

映画の中で印象に残ってるセリフがあります。
「生きるために仕事をする」

個人的にはごもっともだと思います。むしろ私の仕事をする理由はそれだけです。

生きるために仕事をするのですから、当然仕事に対し真面目に取り組まなければいけないと思います。
それこそしっかりと努力し、自分の限界まで取り組むべきだと考えます。

ただ、生きるために仕事をするんです。死ぬためではありません。
仕事を頑張った結果死んでしまっては、それではダメだと思います。

先ほど、私は自分の限界まで取り組むべきと書きましたが、正直限界までやってもどうしようもないことは多いです。
むしろ私なんかそんなのばかりでした。。。

自分なりに頑張って、限界まで努力して、その結果ムリなんだったら、それは素直にあきらめるべきです。
正直あきらめるのにも勇気がいると思います。けれど、あきらめるのも大事な選択です!

私も実際、「そんなの逃げじゃないか。そんなことできるか。今まで頑張ってきたのに、あきらめられるか!」なんて考えてました。
あの頃は若かったですね〜。
けど今は思います。「あきらめる」も「逃げる」も生きていくための立派な手段の一つであって、別に恥じるようなことでないと。

私は自分の能力にあきらめをつけて、前の会社を逃げるように辞めて。。。
その結果今はあの時見えてなかった色々なものが見えるようになったと思っています。

今も忙しいですが、あの時のような自分の意思のない、強制された忙しさではなく、自分の選んだ忙しさなので、同じ忙しいでもあの時よりは充実していると思ってます。

一方で、悲しいことながら最近は自殺を選択する方も増えてきています。
私なんかには「自殺なんてするな!生きていれば必ずいいことがあるはずだから死んじゃダメだ!」とは言えないです。
その人はその人なりに悩んで決めたことなんですから、私なんかがとやかく言えるとは思ってないです。

ただ映画でも言ってましたが、世の中の大抵のことは自殺するより簡単だと思います。
仕事をやめるのも。
学校をやめるのも。
その他のつらい現実から逃げることも。

本当、仕事辞めるなんて簡単ですよ!
退職届書いて、上司に渡して、残りの勤務を仏像のようにじっと過ごしたらいいんですから!
なんか言われても、辞めるんだからムシムシ!(^ ^)

だから自殺なんていきなりとても難しい選択肢を取らず、まずは簡単な選択肢を取るべきです。
意外なほど簡単に解決して、「なんでこんなことで悩んでたんだろ?」とか思えるかもしれませんよ?

そんな、最後に最近の悲しい事件に対し個人的思いを書いて、映画「ちょっと今から仕事やめてくる」の感想を終わります。

本当にいい映画なので、是非とも見に行って下さい!

ちょっと、文庫の方も買いに行こうかな〜。


posted by どすこい三太夫 at 23:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ある特定派遣エンジニアの趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック